コミュニケーション・コンプライアンス・ソリューションのリーディング・プロバイダーである NiCE(ナスダック:NICE)は本日、AIを搭載したロボットの設計・制作・配備における責任と透明性を促進する「ロボット倫理フレームワーク」を発表しました。NiCE の倫理的ガイドラインは、ロボットを設計、構築、配備する際の基準となるもので、倫理的に健全なロボットと人間のコラボレーションの基礎を形成しています。NiCE のロボット倫理フレームワークは、5 つの指針で構成されています。計画から導入まで、プロセスロボットとのあらゆるやりとりの基礎となるもので、職場での人間とロボットの倫理的に健全なパートナーシップを推進します。今回のフレームワークの発表は、NiCE がロボット倫理を重視していることを改めて示すものであり、業界全体への導入を促すものです。
Emergence Partners 社のパートナーであるSarah Burnett 氏は、「NiCE RPA は、私たちのEthics in Technology Assessment(ETA)フレームワークで高い評価を得ました。NiCE がロボット倫理フレームワークを確立して強い姿勢を示したことは称賛に値します。AI の導入が急増していることから、倫理的で顧客を尊重した行動をとることが求められています。NiCE の動きは称賛に値するものであり、他の組織にもこのような動きが広がることを期待します」と述べています。
AI の急速な普及により、家庭とビジネスの両方の環境で、様々な役割を担うロボットが普及しています。また、ロボットの導入により、ビジネスデータや顧客データへのアクセスが可能になっています。しかし、ロボットや AI の開発と応用に関する指針となる倫理基準は不足しています。ロボット業界では、このテーマについて多くの議論がなされて いますが、業界レベルでのガイドラインを正式に制定するためのステップはまだ取られていません。
NiCE は、責任あるAI 駆動ロボットの開発を自己管理する、業界初の基準を導入することで、自社の RPA プラットフォームと同様に、プロセス自動化の設計、開発、実装の透明性を確保することを約束します。NiCE のロボット倫理フレームワークは、製品機能に深く根ざしており、ロボットのライセンスとともにすべての顧客に共有されます。 何が人類にとって有益であるかの最終的な判断は主観的であり、文脈に依存しますが、NiCE は RPA がポジティブな影響与えることを最重要視しています。職場におけるロボットと人間の関係の基礎となる、良好な倫理基準を 確保することを目的とした 5 つの指導原則には、次のようなものがあります。
NiCE Workforce & Customer Experience Group のプレジデントであるバリー・クーパーは、「AI 駆動のスマートロボットの支援を受け、人間の労働力がブランドの差別化を実現する次世代のCX を提供できるという、歴史的に見てもエキサイティングな時期にいます。NiCE は、人類の向上のためのロボット使用を確実にするために、率先して行動することを誇りに思っています。また、当社独自の AI 駆動のイノベーションを開発する際のガイドラインとなる倫理原則を明確にし、このフレームワークを通して RPA 分野全体に適用していきます。業界初のロボット倫理フレームワークは、私たちのこの取り組みへのコミットメントを反映したものであり、業界のリーダーたちに もぜひ参加していただきたいと思います」と述べています。
NICEについて
NICE(NASDAQ:NICE)は、企業が構造化および非構造化データの高度なアナリティクスによってよりスマートな判断をできるよう、クラウドおよびオンプレミスのエンタープライズソフトウェアソリューションを提供する世界的リーダ ーです。NiCE は、あらゆる規模の企業におけるより良いカスタマーサービス、コンプライアンスの確保、金融犯罪の阻止、人の保護を支援します。NiCE のソリューションはフォーチュン 100 企業の 85 社を含め、150 ヶ国以上にわたる 2 万 5,000 社以上の組織で利用されています。