コールセンターの自動化を支援するNICE RPA7.6の新機能

先行きの見通しが立たない不安定な状況でも、コールセンター は業務の生産性をアップし、従業員満足度を上げ、デジタル時代の顧客の期待に応える必要があります。適切なツールやデータがなければ、こうした目標を達成することはできません。コールセンターの業務自動化をサポートするNICE RPAの最新バージョンについてご紹介します。

NICE RPA 7.6では、付加価値を生むまでの時間を短縮し、従業員の仕事へのやりがい、顧客体験改善につながる、AI機能が新たに追加されています。自動化をすばやく実施、拡張することで、業務の付加価値と投資対効果を高めます。

自動化でよくある問題が、設計から実施までの時間がかかることです。自動化で最適化できる業務プロセスは数千におよびますが、どれが最高の投資対効果を得られるかは、簡単に特定できません。時間とコストの両方が最もかかるプロセスを見つければ、自動化プログラムで得られる効果を何倍にも高めることができます。

自動化する業務の優先度を設定

投資対効果に基づいた、自動化プロセス推奨機能を使用すれば、自動化する業務の優先度を設定することができます。ROI計算ツールは、業務に携わる従業員の人数と作業にかかる時間を計算します。この計算結果に基づき、どの業務をまず自動化するか、十分な情報を得たうえで、正確に意思決定ができます。

ビジネスアナリストが直面する問題の1つが、ドキュメント作成など、業務としては欠かせないものの、付加価値の低い作業に多くの時間が費やされていることです。新たなバージョンでは、ビジネスアナリストの手動タスクを自動化する機能が追加されており、自動化の実施をスピーディーに行うことができます。Click-to-Document機能を使えば、ボタンを押すだけで、かんたんにドキュメントを作成できます。

こうした分析と評価の加速により、自動化導入までの時間を短縮します。細部に妥協せずに行えるため、企業が自動化プロジェクトをビジネスの成長に合わせてスピーディーに拡張できます。その上、Click-to-Document機能によって文書化されたマニュアルを使うことで、新入社員の研修にかける時間を短縮することができます。

誰でも簡単に自動化を作成

コールセンターのシステム開発や業務分析に携わる人材の不足により、システム開発部門は常にリソース不足に悩まされています。一方、開発部門以外の社員は、新機能や自動化開発の遅れに不満を抱えているかもしれません。この課題を解決する1つのソリューションが、開発の専門知識を持たない従業員にもボランティア開発者となってもらえるよう支援することです。NICEの新しいリソースセンターでは、無料で使え、直感的に操作できるパッケージやテンプレートを備えています。

プログラミング知識は必要ないため、専門知識がなくても自動化の設定を簡単に行うことができます。これにより、スピーディーに概念実証を行うことができ、業務に与えるインパクトを確認することができます。様々なプロジェクトニーズを満たすべく設計されたリソースセンターは、誰でも利用できます。

自動化を加速させるソリューション

NICEのRPAソリューションは、世界基準のRPAツールをスムーズに構築でき、顧客体験の飛躍的な向上を実現します。NICEは、RPAを活用した業務効率化ソリューションを提供しています。NICE PRAやバーチャルアシスタントNEVAについての詳細は弊社までお問い合わせください。